玉木・榛葉の「二大看板」への依存脱却が急務
西田:今夏に参議院選挙を控えています。今の国民民主党につまずき要因があるとしたら、どこにあるのでしょうか。
伊藤:おそらく今は玉木や榛葉(国民民主党幹事長)を入り口に支持している方が多いですが、国民民主党の掲げる政策への支持や各議員を応援したいから支持するという人を増やしていかないといけません。
いつまでも玉木・榛葉の「二大看板」で支持されるなんてほど、有権者は甘くないです。
西田:属人的な支持から政党の政策への支持を深めていくということだと。
伊藤:一方で、政策の最終ゴールテープを切るのはもちろん与党です。国民民主党が打ち出した政策でも、法律にして予算をつけて実現するのは与党。もちろん、議論の過程で足りない視点を野党として指摘していく野党の機能に誇りを持っています。
ただ政策実現力にやはり有権者の支持は集まります。「103万円の壁」が本当に178万円まで上げられるのかと。そのためには、今の国民民主党のまま大きくしていきたいと思っています。