中国軍は台湾侵攻本番に向けたリハーサルも行っている
「中国の習近平国家主席が2027年までに台湾侵攻能力を備えるよう軍に命じたのは周知の事実。人民解放軍はそれに必要な軍事力を構築し毎日訓練を行い、本番に向けたリハーサルも行っている。台湾征服の試みはインド太平洋と世界に壊滅的な結果をもたらす」(ヘグセス氏)
「アジアの同盟国は欧州を新たな模範と見なすべきだ。NATO加盟国はドイツでさえGDP比5%を国防費に充てることを誓約している。アジアの主要同盟国が北朝鮮というさらに恐ろしい脅威に直面しながら欧州より国防費の比率を低く抑えているのは理にかなわない」(同)
エルブリッジ・コルビー米国防次官(政策担当)は6月11日、Xに「アジア安全保障会議でのヘグセス氏の演説はトランプ大統領の『力による平和』と『米国第一主義』政策の達成に向けたインド太平洋における国防総省の常識的なアプローチを強調している」と投稿した。
「米国はインド太平洋国家だ。米国民の繁栄と安全はこの地域の同盟国とパートナー国の繁栄と安全と密接に結びついている。国防総省は優先地域における抑止力の再構築に注力している。しかしトランプ大統領は永遠の敵も、戦争も求めていない」(コルビー氏)