フランスとドイツの例を見ると、政策で出生率を上げることができること、そして、パンデミックや戦争や生活苦が出生率を下げることが理解できる。
少子化の原因
少子化の理由は国によって異なるが、上記のフランスやドイツを含め、多くの国で、以下のような点が指摘されている。
女性の高学歴化、社会進出に伴い、結婚や出産を望まない女性が増えている。また、晩婚化が進み、それも出産数の減少につながっている。
さらに経済情勢の悪化によって、生活費が高騰していることも大きな要因である。
また、教育費の負担は、子育ての障害になっている。
さらには、高齢化に伴い認知症などを発症する親が増え、その介護も子育てとの両立を難しくしている。
以上のような問題に取り組む必要があるが、人々の価値観を変えるのは容易ではない。