2組は吉居がトップを飾り、中大が首位固め
例年ならスローペースになることが多い2組だが、1000mを2分53秒で入ると、スティーブン・レマイヤン(駿河台大3)がペースアップ。吉居駿恭(中大4)が反応して、ふたりが飛び出す展開になった。
レマイヤンと吉居は交互に引っ張るかたちでレースを進行。5000mを14分24秒で通過して、第2集団に25秒ほどの差をつけた。
雨が強くなった終盤は吉居が先頭を駆け抜けて、残り1周でスパート。28分34秒81でトップを飾った。2着はレマイヤンで28分38秒86。3着は池間凛斗(順大2)で29分21秒18、4着は井坂光(東農大1)で自己ベストの29分22秒21、5着は三宅悠斗(中大1)が入った。
6日前のセイコーゴールデングランプリ3000mに出場した吉居は、「状態は悪かったんですけど、これまで3000mと5000mを中心にやってきたので、ペースにゆとりがあったんです。伝わったかわからないですけど、(レマイヤンに)『1000mずつ行こう』と声をかけました。タイム的には29分00秒ぐらいかなと思っていたので、かなり上回ることができて良かったです」と主将らしい強気の走りを披露した。
一方、17年連続で全日本大学駅伝に出場している東洋大は薄根大河(3年)が大苦戦。関東インカレのハーフマラソンは転倒して途中棄権となっただけに、「絶対にチームに貢献しようと思っていました」と気合十分だったが、「少し力んでしまい、集団のアップダウンに対応しすぎてしまいました……」と後半は集団から離され、30分11秒91の33着に沈んだ。
2組終了時の総合結果は中大、大東大、順大、東海大、日大、神奈川大、中央学大が通過圏内で、東洋大、日体大、駿河台大が続いた。