選挙期間の偽情報をアラート、2時間以内に事実を発信

西田:自民党のファクトチェックですか?

伊藤:ではなくて、我々の政策に関する真実ではない情報が拡散しないようにするファクトチェックです。

 そのため、結党してから5年の政策や立法したものの議事録をAIに食べさせておき、何か我々の政策に関して間違った情報が出た時に、目標2時間以内で事実はこうですと公表できるようにします。

 各党がファクトチェック体制を整えれば、本当の政策を有権者にちゃんと見てもらうことができるはずです。短期間の選挙戦の中で、真実ではない情報が流布してしまうような選挙にしてはいけないと思います。

西田:それは素晴らしいですね。それってもう公表されてました?

伊藤:まだです。やばいですね。

西田:ネット戦略で言うと、動画はどうですか。

伊藤:動画は毎週1回、YouTube LIVEをしています。我々は「著作権フリーです!」と言って、YouTubeの動画や街頭演説の動画、質問動画など全部公開しています。勝手に動画を作って拡散してくださいと言っています。(動画再生数累計1億回を目指す)1億回プロジェクトをしていて、素敵な動画を代表がリツイートしています。

西田:それは石丸伸二さんからのインスパイアされたものですか。

石丸伸二氏(写真:共同通信社)

伊藤:もちろんです。インスパイアどころか、石丸さんの選挙手法や新しい視点をしっかりと学ばせてもらっています。

 ちなみに、石丸さんとは「(官公庁と企業で人材が流動的に行き来する仕組み)リボルビングドア(回転ドア)」の同志です。私も2023年に一般社団法人リボルビングドアを設立し、代表理事をしているほどです。