任期中にちゃんと仕事をする政治に

伊藤:例えば、西田先生選挙に出ませんかというと?

西田:子育て終わったら。

伊藤:えっ!?

西田:大学教授にも飽きている頃だと思うので。

伊藤:そうやって、まずは子育てがあるからとおっしゃる方が多い。ただもっと深く口説いていくと、本当に選挙に出ない理由は、一回政党の色をつけてしまったらその後ろくな人生が待っていない、と思う人がいます。

西田:僕はいろんな政党のみなさんの行く末を見ていると、そんなふうには思いませんけど。

伊藤:西田先生はそうかもしれませんが。惨めなことなんてことは全くなくて、みんな政治の世界から出て活躍しています。

 一度政治の世界に入ると、どうゆう風に制度ができたりお金が流れたりするのかを知識や実感として得ることができます。そしてまた民間に戻ると、良い仕事ができる。ここをもっと可視化していかないと、政治家になることがポジティブになっていかないと思っています。

 棺桶まで議員バッジをつけてやろうと思って仕事をする人と、2期8年と決めて仕事をする人とでは仕事の時間軸が違います。だから、一時期でいいんです。

 政治家は継続して権力を持たないとダメとか、1期生の仕事は2期生になることだとかよく言われますが、1期生の仕事は1期生から仕事をすること。

「リボルビングドア」を作り、今まで政治の当たり前になっていた部分を変えていきたいです。