トランプ大統領(写真:AP/アフロ)

(国際ジャーナリスト・木村正人)

トランプ氏就任100日の支持率、アイゼンハワー以来最低の41%

[ロンドン発]ドナルド・トランプ米大統領が就任から100日目を迎える中、支持率は41%でドワイト・アイゼンハワー大統領(任期1953~61年)以来、就任100日時点での支持率としては第1次トランプ政権を含め最低を記録したことが米CNNの全米世論調査で分かった。

 第2次政権に対する支持率は2月の47~48%から3月に45%、「相互関税」を口実にした貿易戦争発動後の今回(成人1678人を対象に4月17~24日実施)は41%に下落。トランプ氏の政権運営に「強く反対する」と答えた人は「強く支持する」の2倍強にものぼった。

「女性をジェンダーイデオロギーの過激主義から守り、生物学的真実を回復する。性別は男性と女性だけ」と断言したトランプ氏のジェンダー政策と、移民規制の支持率はそれぞれ51%、45%と高かったが、関税とインフレ対策はいずれも35%。外交と経済も39%と低かった。

 しかしトランプ氏が選挙で掲げた公約を守るために良い仕事をしていると答えた人は48%。共和党員の86%はトランプ氏を支持していた。第2次トランプ政権が米国を根本的に変えると答えた人は52%、大きな変化をもたらすが退任後に消失すると答えた人は36%だった。