ソフトとハードの融合が発展のカギ握る
木寺:日本の強みは、AIとロボティクスを統合的に運用できる点にあると思います。
特に、AIがデータを収集し、ロボットがそのデータに基づいて現場で活動する仕組みを確立できれば、効率化は一層進展するでしょう。
平井:仮想通貨や「Web3」の分野でも日本が積極的に関与していく必要があります。
迅速かつ明確な制度設計を行い、日本が国際的なリーダーシップをとることが重要です。
木寺:地方創生におけるデジタル化推進も非常に重要な課題ですね。
地方自治体がモデルケースとなり、全国的なデジタル化の流れを促進することで、地域経済の活性化が可能です。
平井:自治体が内部業務をAI化し、住民サービスの質を高めることが理想的ですね。
特に、高齢化や人口減少問題への対処として、AIとロボティクスが非常に有効です。
木寺:昭和の成功体験が邪魔をしていますが、スタートアップ支援や人材育成をさらに強化し、ソフトウエアとハードウエアの融合を進めることがカギになりますね。
平井:日本の技術力を再び世界の最前線に立たせるためにも、環境整備を共に進めていきましょう。
(明日の後編につづく)