米空軍の無人機「MQ-9リーパー」、4月24日撮影、米空軍のサイトより

 北朝鮮の無人機は、米国製やロシア製、イラン製、中国製の無人機にそっくりだ。

 外形を似せた無人機を、北朝鮮独自で製造しているように見せかけているのは北朝鮮の常套手段なのだが、実に滑稽なことである。

 北朝鮮人民の目はごまかせても、各国の軍事専門家が見れば、どこの国のものを模倣したのか、形だけなのか、簡単に判別がつく。

 北朝鮮が開発し公開してきた無人機の外形が世界各国のものと酷似している(模倣)のはなぜなのか。

 その性能は形に見合ったものか。

 北朝鮮は今何を作ろうとしているのか。

 そして、それらが今後どれほどの脅威になるのかを今回は考察する。

 まず、北朝鮮の無人機の開発について登場した年代順に説明する。