ローン金利2%になると耐えられない世帯が出現する可能性

 年収1500万円といっても所得税や住民税、社会保障費などを除くと手取りは1000万円程度。この中からマンションの管理費、修繕積立金、生命保険、駐車代、自動車ローンなど多くの経費がかかってくる。

 今後の生活物価の値上がりや教育費の負担増、さらには増税、社会保障費負担増、管理費や修繕積立金の値上がりなどを考え併せると将来設計にかなりの影響を与えることになりそうだ。

 あまり考えたくはないだろうが、ローン金利が2%になるとその負担増に到底耐えられない世帯が出現してもおかしくはない。そのくらい金利引き上げの影響は深刻なのだ。

 夫婦ペアローンを組んでいる場合には互いの負債に対して連帯保証を負っているので、どちらかの勤め先の業績不振による収入減、病気などによる休職などのリスク、さらには離婚する場合でも戸籍上は別れることができてもローン返済を免れることはできない。

>>この記事の続きは「タワマン投資は完全に曲がり角「物件価格1億7700万円・表面利回り2.34%」で元も取れず…外国人投資家も冷め始めた【利上げとタワマン:不動産投資編】」へ