もともと共和党支持の保守系紙だった

 ロサンゼルス・タイムズは1884年創刊で長いことチャンドラー一族が経営してきた保守的な新聞だった。

 大統領選では常に共和党候補を支持・推薦してきた。

 1972年にはリチャード・ニクソン大統領候補を推薦したものの、ニクソン氏はウォーターゲート事件で失脚。

 これを恥じた同紙は、その後1975年から2004年まで大統領選では特定の候補者を推薦しなかった。

 読者層も保守からリベラルに移行する中で、論説委員会にもリベラルな記者たちが続々と入ってきた。

 しかし、ネットメディア時代に入り、ロサンゼルス・タイムズはオンラインへの移行が遅れたこともあって、販売収入も激減。

 シカゴ・トリビューンの親会社、トリビューン・カンパニーに買収された。