知らなかった!サワーエールの奥深き世界

1. ランビック
 ベルギー発祥のサワーエール。ブリュッセルの南西にあるパヨッテンラント地域だけで醸造することができます。野生酵母を長時間熟成させる伝統的なベルギービールで、ワイルドで強い酸味と奥深い香りが特徴です。果物のような風味でワインを思わせる味わいのものもあります。
 
2. フランダース・レッド・エール
 オーク樽で熟成させるベルギービールで、ベルギーのフランダース地方で醸造されています。褐色で甘酸っぱく、爽やかでフルーティーな香りが特徴です。強い個性があるので、食事と合わせるよりもビールそのものを楽しむのがおすすめ。

3. ゴーゼ
 ドイツ北中部の街・ゴスラーで生まれたサワーエール。乳酸菌発酵させた独特の酸味と、原料に塩とコリアンダーを加えるのが特徴で、珍しいビールです。汗をかく鉱山労働者が水分とミネラルを補給するために開発されたと言われています。
 
4. ベルリナー・ヴァイセ
 ベルリンの白ビールという意味の名称で、ドイツのベルリンでつくられている低アルコールのサワーエール。乳酸菌を発酵させたビールに、ラズベリーなどのシロップを加えたビアスタイルで、アルコール度数が低いのが特徴。フルーツのフレーバーで飲みやすく、食前酒としてもおすすめです。
 
5. フルーツサワー
 乳酸発酵させたサワーエールにフルーツの果汁や果肉を加えたり、シロップを足したりするビール。新鮮な果物の味と香りを堪能でき、飲みやすい口当たりなので、女性にも人気が高いサワーエールです。

 今回ご紹介した京都醸造のサワーエールは、白桃の果汁を合わせたビールで、桃の甘い香りややさしい甘さを楽しめます。