それからドン・ファンとボクは一緒に新幹線に乗り込みましたが、すぐに『どうや、彼女は?』と聞いてきました。早貴被告と比べてという意味だったのだと思います」

まるで初恋に落ちた中学生のように

 新幹線の車内でも野崎氏は何度も「ミス・ワールド」に電話をかけていたという。

新幹線の車内でガラケーで電話をする「紀州のドン・ファン」野崎幸助氏。電話の相手は早貴被告とは別の女性「ミス・ワールド」(撮影:吉田 隆)
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「まるで初恋をした中学生のような感じで、ドン・ファンが“ミス・ワールド”に夢中になっているのが分かりました。ただ熱しやすく冷めやすいところもあり、第一、妻帯者ですから、この恋は成就しないだろうと思っていました。なにより、ミス・ワールドが結婚を受け入れる可能性はないだろうと思っていました」(吉田氏)

 田辺市に到着した2人は、愛犬イブの葬儀のために野崎氏の自宅に向かった。

 途中、野崎氏はケーキを扱う喫茶店に立ち寄り、片っ端からケーキを購入した。それらはイブの葬儀に来てくれた宮司や僧侶、そして早貴被告へのお土産のためだった。

2018年5月8日、早貴被告らへのお土産としてケーキを購入する野崎幸助氏(撮影:吉田 隆)
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