「4分間頑張れば、やる気スイッチがオンになる」

■STEP1 「終わるまでの面倒や手間」ばかり考えない

 最初のステップは、「終わるまでの面倒」ばかり考えるのをやめることです。

 気が重くなるような大きな仕事に直面した時、着手が早い人は「初速をつけるまでの時間」を気にします。気の重くなる大きな仕事ほど初速が重要です。「いかにスタートダッシュを決めるか」が仕事の成否を分けるともいえます。

 それでは、「初速をつけるまでの時間」を短くするにはどうすればいいのでしょうか。ポイントは、「最初の4分間」にあります。

 アメリカの心理学者であるレナード・ズーニンが提唱した「ズーニンの法則(初動4分の法則)」をご存じでしょうか。わかりやすく説明すると、仕事や勉強、スポーツなど何かに取り組む時に最初の4分間を頑張ると、その後も継続して取り組めるようになるというものです。

 4分間だけ頑張り続ければ、やる気スイッチがオンになるということ。初速をつけるには、最初の4分間を頑張ることを意識してみましょう。