ズバリ!教育費はどれくらいかかる?

●幼稚園から大学までにかかる教育費の平均額

文部科学省「子供の学習費調査」(2021年)、「私立大学等入学者に係る学生納付金等調査結果について」(2023年)、全国大学生協連「第58回学生生活実態調査」(2023年)より
(株)Money&You作成
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 上の表は、幼稚園から高校までが公立か私立か、大学が国立か私立の文系・理系かでかかる教育費の平均額をまとめた表です。また、大学が私立理系で、子供が下宿した場合の費用合計も記しています。

 たとえば、幼稚園は私立、小学校から高校までは公立、大学は私立文系だった場合、教育費の合計は1031万円、というわけです。

 教育費がもっとも安いのは、幼稚園から大学まですべて公立に通った場合で819万円です。反対に教育費がもっとも高いのは、幼稚園から高校まですべて私立、大学も私立理系で下宿した場合で3276万円となっています。この金額は、1人分ですから、きょうだいがいる場合は人数分かかります。

 教育費は基本的に高校までは家計から捻出し、出費が多くなる大学の学費分として、大学入学時点までに300万円〜500万円を準備しておきたいところです。

 高校までの教育費の家計から捻出する目安の金額は、公立小学校の場合は月額2.7万円、公立中学校の場合は月額4万円、公立高校の場合は月額4万円、私立小学校の場合は月額10万円、私立中学校の場合は月額10万円、私立高校の場合は月額7万円です。