駐日大使も決勝戦は甲子園入り

 有力政治家からの祝賀メッセージも殺到している。趙泰烈外交部長官と朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日韓国大使も祝賀メッセージの中で日韓友好を強調した。

「2021年の4強進出に続き、2024年に優勝という大きな成果を収めたことを非常に誇りに思う。(中略)京都国際高校は韓日両国間の和合の象徴であり、友情の架け橋として両国国民から大きな愛を受けてきた」(趙泰烈長官)

「韓日協力と協業を象徴する京都国際学園は今回の全国高校野球選手権大会での優勝で、韓日両国の国民に胸の奥に残る輝かしい感動を贈った」(朴喆熙大使)

決勝戦には韓国の朴喆熙駐日大使も甲子園にかけつけ京都国際ナインに熱い声援を送った(駐日韓国大使館facebookより)
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 国民の力の尹相現(ユン・サンヒョン)議員は祝賀メッセージの中で、つい先日の光復節の韓国野球場で起きたあの“事件”に触れた。

「選手たちが『東海』で始まる韓国語の校歌を歌ったが、これが日本社会で非難されたり政争の素材になったりしなかった。今年の光復節に“日本人投手と日章旗とはどういうことか”というファンの非難に、日本人投手の白川恵翔の登板が取り消された韓国プロ野球の姿がオーバーラップする」

(参考記事)韓国プロ野球に吹き荒れた反日感情、「光復節に日本人を先発させるな」で期限付き移籍中の白川恵翔投手がとばっちり(JBpress 2024年8月16日)