CPCに背中押されバイデンついに撤退、戦いはハリスvsトランプへ
問題の副大統領候補は誰か、米メディアが挙げる候補者とは
2024.7.22(月)
高濱 賛
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バイデン、迷うことなくハリスを後継指名
孤城夕日――。
ジョー・バイデン米大統領(81)が、7月21日、ついにX(旧ツイッター)で11月の大統領選を戦う民主党の候補者指名を辞退し、選挙戦から撤退すると投稿した。
追って今週中に詳細を明かす。
(washingtonpost.com/election-2024-biden-trump-campaign-updates)
リベラル派主流メディアだけでなく、党内の上下両院議員の約10%、大口献金者、選挙資金収集運動者からも「バイデン氏では共和党のドナルド・トランプ候補に勝てない」との撤退要求を受け、矢尽き、弓折れたと言っていい。
「何よりも「『最後の砦』だった党内左派政策集団『急進派議員連盟』(CPC=Congressional Progressive Caucus)から撤退コールが出始めたことが決め手となった」(民主党トランプ支持派の政界通K氏)
6月から始まった「撤退コール」にバイデン氏は頑なに撤退を拒否、背後にはジル夫人はじめ家族の助言(このまま辞めれば実績もレガシーもないがしろにされる、といったものらしい)があったと言われた。
6月27日に行われたドナルド・トランプ共和党候補との討論会での不細工なパフォーマンスは、全米国民に高齢からくる「精神的適応力欠如」を印象付けてしまった。
バイデン氏は、Xで後継候補にカマラ・ハリス副大統領(59)を指名した。民主党はこれを受けて、バイデン氏に代わる候補を決める手続きに入る。
「バイデン氏の撤退表明によって超大国のトップを決める選挙は、黒人とインド系の混血の女性候補と、人種差別、女性蔑視の刑事被告人で史上最高齢大統領候補(78)との一騎討となる」(ロサンゼルス・タイムズ)
(latimes.com/biden-steps-down-drops-out-democratic-president-nominee-election?)