韓国最大の政党「共に民主党」もLINEヤフー問題を口実に積極的な反日扇動をしかけている。また「韓日歴史正義平和行動」「韓国進歩連帯」「全国民主労働組合総連盟」など、反日デモの常連組も14日に日本大使館前で記者会見を行い、日本と尹錫悦政権を強く批判した。野党と足並みを揃えた格好だ。

 韓国社会のこのような尋常ならざる雰囲気が、日韓両国の政界だけでなく、産業界にも影響を及ぼし始めているのである。

韓国ネット民からいわれなきバッシングを受ける宮脇咲良

 ニュースエージェンシー「NEWSIS」をはじめとする複数のメディアは、「韓国に進出している日本ブランドと旅行業界は今回のネイバー・LINEヤフー事態で触発された反日感情気流を鋭意注視している」と報道した。

 そして意外にも、韓国人の反日感情が高まりにより真っ先に被害を受けたのは、懸念されていた流通業界や旅行業界ではなく、インターネット世論に最も敏感なK-POP業界だった。特に集中砲火を浴びているのが、日本人メンバーが含まれたガールズグループで、中でもHYBEの人気ガールズグループのルセラフィムは最近、HYBEのお家騒動も重なったことで、ネット民から最も激しい攻撃を受けている。

 BTSの所属事務所であるHYBEが22年5月にデビューさせた5人組ガールズグループのルセラフィムは、現在最も人気のあるK-POPガールズグループの一つと言っていい。ルセラフィムには日本のトップガールグループのAKB48出身のサクラ(宮脇咲良)と、芸能活動経験ゼロの素人から電撃抜擢されたカズハ(中村一葉)という2人の日本人メンバーがいる。

 デビュー前からすでに超人気アイドルだった宮脇はルセラフィムがデビューした直後、グループが人気を獲得するのに最も貢献し、現在も一番人気を誇るメンバーだ。