人を育てる一方、実作では、コンクリート造建築の可能性をいち早く示した。
戦時中は米国に戻るが、1947年に再来日し、最先端のモダニズム建築を実現した。
復興期から高度成長期には、大胆な構造表現のモダニズム建築を日本各地に残した。
日本の現代建築に最も影響を与えた建築家は誰か? そう聞かれたら、アントニン・レーモンドを真っ先に挙げたい。
※本稿は『画文でわかる 建築超入門[歴史と創造]』(宮沢洋著、彰国社)より一部抜粋・再編集したものです。
『画文でわかる 建築超入門[歴史と創造]』をなぜ執筆しようと思ったのか? それを語る「まえがき」はこちら。
【まえがきのまんが】建築を楽しめるようになる早道は教養よりミーハー精神
宮沢洋
みやざわ・ひろし BUNGA NET代表兼編集長、編集者、画文家。1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。2016年〜19年まで日経アーキテクチュア編集長。2020年2月に独立。2020年4月から磯達雄とOffice Bungaを共同主宰。2021年5月株式会社ブンガネット設立。
主な著書『隈研吾建築図鑑』(日経BP)、『誰も知らない日建設計』(日本経済新聞出版)、『イラストで読む建築 日本の水族館五十三次』(青幻舎)、『シネドラ建築探訪』(日経BP 日本経済新聞出版)、『はじめてのヘリテージ建築』(日経BP)、『画文でわかる建築超入門[歴史と創造]』(彰国社)