ところが今年5月、彼が60億ウォン相当の暗号資産を保有している事実が『朝鮮日報』の報道を通じて明らかになり、庶民派政治家のイメージは粉々になった。
(参考)仮想通貨でこっそり巨額資産築いていた「庶民派議員」に韓国の若者が怨嗟の声
処理水放出反対派へ「イメチェン」
暗号資産投資の違法性について検察が調査を始めると、世論の風当たりが強くなったため、金南局議員は民主党を脱党し、無所属の国会議員となった。それでも、その後も民主党と歩調を合わせて、福島第一原発の処理水放出に強く反対する自分を演出してきた。
報道陣とカメラを避けるために国会には姿を見せず、国会が開かれる時間に自分の選挙区で支持者たちと「福島汚染水海洋投棄反対」のピケットを持ち歩いていた。
また自身のフェイスブックで「一部の物理学者、工学者らは海洋生態に無知であったり、人体について無知であったり、あるいは良心を捨てたりして『福島汚染水は海で希釈されるから問題はない』と言っている」と専門家を批判し、「日本の福島汚染水放流によって、子供の生殖細胞内のDNAが破壊される可能性があり、生殖機能の低下、その子孫の奇形発生を引き起こす可能性がある」という根拠なき言説をシェアするなど、福島処理水の放出の危険性を韓国民に訴えてきた。
そんな彼が、今度は秋夕連休中に東京の観光スポットである銀座で目撃されたと報道されたのだ。