最後に
列国戦車の各種機能について白紙的な評価を実施した。
しかし、忘れてはならないのは、戦車は車長・砲手・操縦手・(装填手)が乗車し、「心手期せずして」それぞれの役割を整斉確実に実施することで、その機能を100%発揮することが可能となる点だ。
そのため、徹底した習熟訓練が不可欠である。
訓練不十分のまま、ウクライナの戦場に投入されたレオパルトやチャレンジャーがロシアの火力と地雷で大損害を被ったニュースはそれを実証している。
「人車一体となる」陸上自衛隊機甲科部隊の合言葉である。陸上自衛隊は絶対的信頼感をもって10式を運用している。