生存性が最も高い米国のM1エイブラムス

生存性

 最も生存性を重視しているのはM1A2である。

 中東戦争の教訓を踏まえ、砲塔全周・砲塔内の鋼板の厚みの増加、車体側面に対するスカート(転輪部を覆う鋼板)の設置などにより列国の戦車よりも6~22トン重量を増やし乗員の安全確保に留意している。

 レオパルト、ルクレール、チャレンジャーには大きな差はない。重量からは10式が最も生存性の低い戦車であるともいえよう。

全般評価

 各評価項目を踏まえ全般評価をすると、その順位は

レオパルト2A6

M1A2

チャレンジャー2=ルクレール=10式

 がワールドワイドの活動の可能性を踏まえると順当ではないか。