購入者は「億単位の資産を有するスタートアップ創業者」など
三田ガーデンヒルズの肝心の販売状況はというと、2023年2月、第1期第1次として321戸が売り出され、専有面積80m2台から370m2台まであり、価格は2億3100万円からなんと45億円まで。最多価格帯は3億8000万円台だったが、平均2.5倍で完売したそうだ。
最近は夫婦ともに高額所得である「パワーカップル」の億ション購入が増えているといわれるが、ここまで高くなると、夫婦合わせて年収1400万円、1500万円といった世帯でも相当な自己資金がないと購入は難しい。
購入者のなかでも目立つのが、スタートアップ企業の創業者などで、年収が何千万円、何億円といった人たちだという。すでに持ち家があり、億単位の資産を有している人が多い。
なかには、稀に夫婦ともに勤務医で年収が2000万円を超える世帯、個人投資家として成功している人たちもいるそうだ。インバウンドの復活によって、中国や東南アジアの資産家も関心を示すようになっているという。
そのほか、地方の資産家で、東京に迎賓館的な位置づけで拠点を持っておきたいとして購入する人もいるそうだ。持っていることがステータスになり、かつ将来的な資産価値の上昇も期待できるのだから、資産家には所有しておくメリットが大きいのだろう。