学習院大ではさまざまな時代の文学作品を網羅的に学ばれた

 そして学習院大学では文学部日本語日本文学科に進学されたが、その理由を成年の記者会見で以下のように話されている。

「私は現在、学習院大学の文学部日本語日本文学科に在籍しております。(中略)平安時代から昭和初期にかけての多様な文学を通して、様々な考察を深める授業であったり、紀行文を民俗学的な視点で読む授業などを履修しております。

 関心のある分野はいまだ模索中といったところではございますが、以前から興味を持っておりました、源氏物語などの平安時代の文学作品、物語作品をはじめ、古典文学には引き続き関心を持っております」

 相変わらず古典文学への関心は高いように見受けられる。

 21歳のお誕生日に宮内庁から出されたご近況では、『源氏物語』や『新古今和歌集』、『奥の細道』など、さまざまな古典を学ばれていると発表されたのだが、『新古今和歌集』は鎌倉時代、『奥の細道』にいたっては江戸時代の作品だ。

 愛子さまが話されているように、平安時代から近世に向けてさまざまな時代の文学作品を網羅的に学んでいるようだ。

 実はここに天皇陛下との共通点を見出すことができる。それが『奥の細道』だ。