2010年4月には、栃木県知事から学校法人の認可と学校設立の許可を得て、栃木県那須町に全寮制の中高一貫校『幸福の科学学園中学校・高等学校』を開校。2013年には滋賀県知事から学校設置が認可されると、同年4月、滋賀県大津市に『幸福の科学学園関西中学校・高等学校』を開校している。
2009年に政治団体『幸福実現党』を結成して全国47都道府県に支部や拠点を置き、結党以来の国政選挙には公認候補者を擁立。全国各地の地方選挙にも公認候補者を擁立して、現在では全国に45人の市町村議会議員が議席を置く。
公称会員数は約1100万人。支部精舎、支部、拠点、布教所(家庭教会)などと呼ばれる活動拠点は、日本国内を中心に全世界に1万カ所近く存在することを、公式サイトで公表している。
赤鬼の霊の言葉
この教団の最大の特徴は「霊言」だ。大川隆法が過去の偉人などを招霊して「霊言」を語ることで、自らを「地球の最高の権限を握ったエル・カンターレである」「仏陀の生まれ変わりである」と唱え、これらの「霊言」「霊示」をまとめたものを教義の柱として取り扱っていることは、前述の東京地裁判決の中で認定されている。
その霊言をまとめた書籍をグループの『幸福の科学出版』が出版し、総合月刊誌『ザ・リバティ』でも、時事に触れた大川隆法の教えを信者に説くばかりでなく、一般の布教宣伝活動にも利用されてきている。