(筆坂 秀世:元参議院議員、政治評論家)
今年(2023年)1月に日本共産党は、第7回中央委員会総会(7中総)を開いた。ここで決めたことは、「130%の党」づくりの達成、統一地方選挙の勝利、大軍拡反対の戦いという「三つの大仕事」であった。
中でも最も力を入れていたのが、2020年の第28回党大会で決定した「『130%の党』をつくる」という目標を今年中に達成することだ。
報告した志位和夫委員長によると、現在の約26万人の党員の約3分の1、約9万人は、1960~70年代に入党した高齢者党員だという。私はすでに離党しているが1966年の入党である。後期高齢者になりつつある団塊の世代が多いということだ。
志位氏の報告によれば、来年1月の第29回党大会までに、現在26万人の党員を36万人の党員にし、「しんぶん赤旗」の読者を90万人から130万人に増やす、という。
志位氏は「大事業であります。同時に、すべての支部・グループでこの事業を担うならば、来年1月の党大会までに、平均して、1支部あたり、現勢で、2カ月に1人の党員、1人の日刊紙読者を増やし、3人の日曜版読者を増やせば実現できます。『高い山』のように見えますが、みんなで担えば実現できる。すべての支部・グループの運動にするならば、必ず道は開けます」と檄を飛ばしている。