4.ロシア戦勝記念日5月9日、まだまだ強気

 この時期は、ロシア軍がウクライナの首都キーウ正面から撤退し、東部と南部の戦力を集中し、再び攻勢をかけた時期だ。

 プーチン氏もショイグ国防相も、笑顔はなく自信は感じられないが、顔全体にも目にも力がある。まだまだ眼光も鋭い。

 プーチン氏の髪の量は多くはないが、きれいにカット整髪されている。服装も身だしなみもすっきり整っている。

 この時点では、自分の身なりにも十分気を配る余裕があった。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)

2022年戦勝記念日でショイグ国防相と

出典:BUSINESS INSIDER 2022年5月10日、diamond.jp/articles/-/303369

5.ロシア海軍の日8月1日、戦況行き詰まる

 8月には、都市ハルキウは奪還され、東部では軍の主力を向けているのにもかかわらず、攻撃の進展も僅かでしかない。

 記念日の前日までに兵員の死者は4万人を超え、戦車約1800両・装甲車約4000両・火砲900門が破壊された。

 ウクライナ軍が欧米の兵器を得て、徐々に反転攻勢に向けて準備を進め、攻勢をうかがっている状況だ。ロシア軍の攻勢の兆しはない。

 このように、負け戦になりつつある状況での海軍記念日では、プーチンの様子はどうなのだろうか。

 プーチン氏とショイグ国防相ほか2人が小型のボートに乗船し、海軍艦艇を閲兵している様子だ。

 この4人とも、暗い雰囲気が漂っている。

 プーチン氏は、国のトップとしての自信がなくなり、何かを見ているだけのようだ。

 ショイグ国防相は目がうつろだ。海軍司令官も、黒海艦隊旗艦「モスクワ」を撃沈され、冴えない表情だ。

 この4人の暗い表情からは、ロシア軍の兵士の士気がかなり落ちていることをもうかがわせる。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)

海軍記念日に、海軍艦艇の閲兵式で

出典:Photo by Contributor/Getty Images