1.金正恩を眼光鋭く見下すプーチン
北朝鮮の金正恩総書記に対して、非常に冷静に見下しているようだが、眼光鋭く威嚇もしている。
ソ連邦崩壊の混乱から、ロシアを立て直した凄腕の独裁者として、自信に裏付けされた表情である。
百戦錬磨のプーチン氏と、経験が少ない若造の金正恩氏という印象を受ける。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)
2019年4月、金正恩・プーチン会談
2.2022年2月・侵攻前余裕の表情
金正恩氏の時と比べ、眼光鋭く威圧するのではなく、心に余裕を持って、対等の関係で会っている。
対等ではあるが、2人の関係はプーチン氏が米国と対立する中国をサポートするという兄貴分の様子がうかがえる。
習近平氏は、中国の冬季オリンピックに外国要人が来訪しない中、ロシアのプーチン氏が来てくれた、お互い仲間だ、ありがたいことだといった様子だ。
プーチンの立場が上で、習近平が下といった感じも受け取れる。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)
北京冬季五輪時のプーチン・習近平会談
3.侵攻日前後、動揺を一切見せない
下の写真の左2枚は、侵攻直前の2月21日、ロシア安全保障会議で、側近たちにドンバス地域の独立承認を強要した時のものだ。
プーチン氏は側近に対し、威圧的な厳しい表情と笑いを秘めた脅しの表情を示した。
写真右の1枚は、侵攻直後の3月5日、国際女性デーで、ロシアの航空会社の女性職員らと会談した時の写真だ。
女性を前にしているにもかかわらず、固い雰囲気であった。
侵攻直後なので、無表情で、やや厳しい表情で説明している様子だ。本質的には、これまでと同じ無表情で自信があり、疲労感は見えない。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)
侵攻前の安保会議と航空会社女性職員との会談