6.上海協力機構首脳会議では自信喪失

 9月15日と16日、ウズベキスタンで行われた上海協力機構の首脳会議と習近平氏との会談でのプーチン氏の様子だ。

 9月15日の会談での様子だ。

 ネクタイの色は紺系だ。特徴的なのは、眼光が弱い、額には皺が多い、髪の裾が少し伸びていて整髪されていないことだ。

 これほど精彩がないプーチン氏を見たことがない。これまで無表情で見下す様子がよくあったが、今回だけは、自信がなくなって弱々しい表情だ。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)

9月15日の上海協力機構首脳会議で

出典:CNN写真ニュース 9月15日

 習近平氏相手に、このような表情を見せるとは、兄貴分だったはずのプーチン氏が、習近平氏の方が兄貴分になってしまって、見下されてしまったのだろうか。

 9月16日の会議の前に、習近平氏と少し話をした時の様子である。

 この日は、2人ともワイン系のネクタイだ。習近平氏はカメラの前で、一瞬のことであるが、プーチンを見ずに前を向き、わざと冷たくあしらっている態度を見せつけているかのようだ。

 プーチン氏は通訳を見ているのか、自信がある眼光の鋭さはない。どう見てもこれまでと違う。自信がないようにしか見えない。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)

上海協力機構首脳会議の前に会談した2人

出典:ロイター写真・9月16日

 9月16日、会議で発言するプーチン氏の様子だ。目や口元に強さが見えない。自信を失った様子だ。これまで見たことがない表情だ。

 プーチン氏の苦悩と自信を喪失したことを表した写真だ。(写真が正しく表示されない場合にはオリジナルサイト=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71989をご覧ください)

上海協力機構首脳会議での発言時

出典:Sergei Bobylev/Pool/Sputnik/AP

 上海協力機構首脳会議での、この3枚の写真は、プーチン氏がこれまでに一度も見せたことがない顔の表情だった。

 眼光鋭く襲い掛かってきそうな表情や、無表情で見下した表情はなくなり、眼光は弱く、口元もきりっと閉じてはいない、皺が多い、整髪は決まっていないなど、全体的に老けて弱々しい感じになった。