以前にもやらかしている聯合ニュース

 聯合ニュースの合成写真問題は過去にもあった。

 2013年5月、当時の朴槿恵(パク・クネ)大統領と、米国・オバマ大統領が握手を交わしているような写真。これは全く別の場所で、異なる相手と握手した写真を同社が繋ぎ合わせていた(朴大統領は当時の国連事務総長である潘基文(パン・ギムン)氏と、オバマ大統領はホワイトハウスで誰かと握手)。

 二人の背景は全く違うし、写真をよく見ると手が4つもある。この写真は、韓国メディアだけでなく海外メディアも皮肉った。

 米国メディア「The Atlantic Wire」は、「オバマ“握手” 韓国のフォトショップの実力は北朝鮮より劣っていることを証明」と書いたくらいだ。

 この時の写真と比較すれば、今回の合成写真は上出来だろう。聯合ニュースの加工技術はこの10年でかなり向上したようだ。

 同社は国家の基幹通信会社として、政府から年350億ウォン(約36億円)を超える巨額の血税を支援金として受けている。それにもかかわらず、写真を捏造して報道していることが明らかになったのだから、同社に対する批判の声が国民から上がるのも当然だ。

 日本でも時々、捏造・歪曲報道が問題視されることがある。多くの人が目にするメディアのニュース。視聴率や購読者数稼ぎのために事実を捻じ曲げるようなことがあってはならない。血税を支援金として受けているならなおさらだ。今回、聯合ニュースは支援者を裏切る行為をとったと批判せざるを得ない。