これで白人7人、非白人3人、女性4人
米最高裁判事人事の承認権を持つ米上院(定数100、民主50、共和50)は4月7日、ジョー・バイデン大統領が連邦最高裁判事に指名した黒人女性、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏(51)の就任を賛成53、反対47の賛成多数で承認した。
連邦最高裁の233年の歴史の中で、黒人女性判事が誕生するのは初めてとなる。女性判事としては6人目だ。
最高裁判事は終身制だが、リベラル派のスティーブン・ブライヤー判事(83)が今年(2022)1月に引退表明。これを受け、バイデン氏が後任に指名したのがジャクソン連邦高裁判事だった。
ジャクソン氏の父親は弁護士、母親は教師。
ハーバード大学、同法科大学院を出て法曹界に入り。ブライヤー最高裁判事の補佐官、連邦政府の国選弁護官などを歴任、今や最高裁判事になる「登龍門」になっているワシントン連邦高裁判事にまで上り詰めていた。
ファーストネームの「ケタンジ」はウエスト・アフリカの言語では「愛らしい」という意味で、同氏が生まれた時、平和部隊で現地にいた叔母さんが名付け親だという。
(https://www.hitc.com/en-gb/2022/03/22/ketanji-name-meaning/)
大学時代に知り合った夫、パトリック氏もハーバード大卒の胃腸内科医。現在ジョージタウン大学病院の胃腸科長。白人である。
2人の間には2人の娘がいる。