それに類似した方法が、沖縄ばかりでなく、北海道でも、その他新潟・佐渡や東京、大阪などで進められているように思えてならない。

 東京の中国大使館用地ばかりでなく、新潟などの総領事館用地までが大使館並みの広大な用地買収に動いたからである。

 知的先端の大学などが、米国で拒否されている孔子学院や同学堂などを受け入れて平然としている様は、シャープパワーの効果的成果ではないだろうか。

 関岡氏は学院や学童で日本の若者が教化されているばかりでなく、若年の在日中国人自身が中国共産党の指令一つでまとまり、50個師団(1個師団は7000人前後からなる)に相当する「トロイの木馬」(平時から潜入させて非常時に戦力となる)となる危険性を指摘していた。

おわりに:悪夢の連想ゲーム

 沖縄には少数ながら独立を目指す一派がいる。

 北海道は至る所で中国資本による土地の買い占めが起きている。

 道庁や道民には、高齢化で放置される農地や山林は売却した方が有利と考える向きが多いようである。

 北海道で買い占められた山林などは、そうした中国人のチャイナタウン造成基地や、東トルキスタンに進出した新彊生産建設兵団よろしく、北海道生産建設兵団基地などに早変わりし、道庁や日本政府と紛争に発展する危険性がある。

 中国は沖縄の独立分子や北海道の建設兵団から支援依頼があったとして人民解放軍を送り込み、符節を合わせて在日中国人がトロイの木馬となって蜂起しよう。

 1000人は軍隊の連隊規模で各県に少なくも1個連隊が所在する格好で、規模的には自衛隊をはるかに上回る。

 日本政府・自衛隊は、法令の縛りで十分な対応ができないままに、日本中があっという間に解放軍やトロイの木馬の制圧下に置かれてしまう。

 日本人の憲法護持、中でも9条固執、自衛隊の軍隊化忌避、天皇・皇室に対する姿勢などは、国防崩壊から国家崩壊へ通じる捷径(近道)である。

 国連安保理におけるロシアのウクライナ侵攻非難決議において中国が棄権したということは、将来の中国の対日侵攻において、ロシアの賛同を得る一石に通じる。

 国際場裏において、日本侵略の布石が打たれつつあるというのは悪夢以外の何ものでもないのだろうか。