岸田文雄首相(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

 ついにオミクロン株が爆発した。ある程度予測できた第6波なだけに岸田文雄政権の対応に批判が出始めている。これまで岸田政権に徹底的に甘かった大マスコミもいよいよその矛先を向けてきた。当然である。

 現下の最大の問題点は、3回目のワクチン接種が遅々として進んでいないことである。「2回目接種から8カ月後」などと悠長なことを言っている間にウイルスの本格伝播が始まった。ワクチンの在庫は国内に十分あるにもかかわらず、だ。

菅内閣は突破力あったが

 岸田政権の段取りの悪さ、指導力のなさによって、現場の医療機関にはまだ十分ワクチンが届いていない。良識ある医師たちからは菅義偉政権の突破力、馬力を懐かしむ声が出ている。

 そもそも、岸田政権は3回目のワクチン接種の重要性を訴えてきただろうか。ワクチン担当の影の薄い閣僚はいったい何をやっているのか。愛想だけが良い、無能の政権が日本をピンチに追い込んでいる。