バイデン、トランプ両氏の好感度ほぼ互角
政権発足から9カ月経ったジョー・バイデン大統領がここにきて失速し始めている。支持率は42.3%、不支持率52.1%。人気度では好感度は44.6%、嫌悪度51.2%。
毀誉褒貶の激しいドナルド・トランプ前大統領の好感度43.5%、嫌悪度51.8%と並んでしまった。
(https://www.realclearpolitics.com/epolls/other/president-biden-job-approval-7320.html)
(https://www.realclearpolitics.com/epolls/other/trump_favorableunfavorable-5493.html)
原因は何か。
新型コロナウイルス感染症対策や、直近ではぶざまなアフガニスタン撤退などが米国民の目に焼き付いているからだが、最大の要因は、一向に良くならない経済状況にある。
バイデン氏の政治全体に対する支持率と、経済対策に対する支持率とが全く一致して40%前半なのだ。
ミシガン大学が行った消費者調査では、米消費者信頼感指数は5月以降下がり続けている。今やドナルド・トランプ氏が退陣した1月よりも悪くなっている。
(http://www.sca.isr.umich.edu/)
米国民の最大の懸念材料はインフレだ。
最新の「CBS News/YouGov」世論調査では、米国民の60%がバイデン氏のインフレ対策に不満を示している。
(https://edition.cnn.com/2021/10/23/politics/economy-biden-approval-virginia-analysis/index.html)