ドジャースとアストロズの激突か
ワールドチャンピンを決めるメジャーリーグは目下、地区優勝争いたけなわ。
本来ならスポーツとは政治、党派とは無関係なはずだが、ここまで分裂している今の米国ではブルー・ステート(民主党支配州)、レッド・ステート(共和党支配州)、どちらの州が覇者になるかは別の意味を持ち始めている。
ナショナルリーグ(NL)のロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツを有するカリフォルニアとアメリカンリーグ(AL)のヒューストン・アストロズのテキサスがワールド・シリーズで激突する可能性も出てきた。
そうなれば互いにライバル意識を燃やしている州民にとっては大統領選並みの「関ケ原の合戦」ということになる。
カリフォルニアのライバルといえば、かつてはニューヨークだった。
ところがここ10年、人口、GDP(国民総生産)、先端技術力、労働力においてカリフォルニアはニューヨークに大きく水をあけ、名実ともに全米最大州となった。
人口数で言えば、カリフォルニア州は2019年7月現在、3951万2223人。第2位はテキサス州2895万5881人、次いでフロリダ州2147万7737人、ニューヨーク州は1945万3561人と第4位に陥落してしまった。
(https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/CA,TX/PST045219)
GDPでもカリフォルニア州は3兆2901万ドル、2位はテキサス州(1兆9503万ドル)、3位はニューヨーク州(1兆8682万ドル)。
カリフォルニア州は英国(3兆1246万ドル)を抜いて世界5位、テキサス州はカナダ(1兆8834万ドル)を抜いて世界9位だ。
財政規模はカリフォルニア州は歳入2499億2343万9000ドル、歳出2483億8692万9000ドル、税収1390億4942万3000億ドル。
テキサス州は歳入1094億2825万ドル8302ドル、歳出1063億6558万8422ドル。
(https://www.sco.ca.gov/ard_state_cafr.html)
(https://bivisual.cpa.texas.gov/CPA/opendocnotoolbar.htm?document=documents%5CTR_Master_UI.qvw)
(https://www.statista.com/statistics/248053/us-real-gross-domestic-product-gdp-by-state/)