カリブ海の国、キューバのトリニダー(トリニダード)に来ています。町並みと建造物そのものが、まるでテーマパークのような歴史博物館だと言われるほど、500年前の建設当時の様子が残っています。

 カラフルな色で塗装された住宅の前に茶トラ猫がたたずんでいました。

 ギリシャ東部のドデカネス諸島にあるカリムノス島でフェリーを降り、町の方へ歩いていくと、知らず知らずのうちに高台へ登っていました。港がよく見えます。そのとき、不意に猫が目の前に現れて、びっくり。

 その若いメス猫は、とてもチャーミングな顔をしていたので、「かわいいね、美人さんだね」と声をかければ、「もっと、ほめて」というように、ゴロゴロと喉を鳴らして、わたしの腕に頭を押し付けてきました。

「アドリア海の真珠」との異名を持つ、東欧クロアチアのドゥブロヴニク。そこからフェリーで渡るクロセップ島で出会った猫です。濃い緑色が背景だと彼女の魅力が十分に引き出せない気がして、シャッターを押すのをためらっていました。すると、黒猫はそれを察したのか、階段を駆け上がり、黄色いキクイモの花が咲いている場所へと案内してくれました。

「黒猫ちゃん、黄色い花がすてきね。黒ちゃんは、お利口さんだなぁ」などと褒めながら1枚撮りました。

 さて、私の一番のお気に入り猫をご紹介しましょう。

 レマン湖のスイス側にあるにニヨン城を背景にポーズをとってくれました。この景色を自分のものとしている三毛ちゃん。「世が世なら、わらわはこの城のお姫さま。くるしゅうない」と言っているような物腰でした。

 そのほかの世界グランプリはこちら。
かっこよくて賢い、世界で出会った表情豊かな犬たち
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67401

どの店に行きたい?招き猫世界グランプリ
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66964

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