こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。この連載を始めて2年半。これまでに世界各地の猫と犬をおよそ1000匹、ご紹介してきました。
そして犬好きのみなさん、お待たせしました! 毎回、猫の写真を中心に紹介してきたので、犬の写真が少なくてちょっとさみしかったかもしれません。というわけで、今回は過去の連載で登場した犬にたくさん集まってもらいました。あなたはどの犬が一番気に入りましたか? 記事の最後で、私の「一番」もご紹介します。
ヨーロッパ有数のリゾート地レマン湖の湖畔にあるニヨンで、精悍だけれど優しいことが一目でわかる犬と出会いました。
「賢そうなワンちゃんね。かっこいいな」と、声をかけながらあいさつし、ヨシヨシとなでていたら、母犬が現れました。右が母犬です。「そうなのよ、わたしの息子なの! いい子でしょ!?」と、自慢しているようでした。もちろん母犬も、褒めちぎってやりました。
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エーゲ海東部にあるギリシャのロドス島(ロードス島)、旧市街のほとんどの道は、道幅が狭いことなどもあり自動車が通りません。そのため、猫だけでなく、犬も路地を自由に歩き回り、仲間といっしょに遊んでいます。
前足をしっかりと伸ばして、シッポをあげ、頭の位置を低くしています。伸びをしているようにも見えますね。敵対心のないことを伝えるロドス式犬のごあいさつです。
この犬も! 会う犬会う犬、続けざまに同じようなあいさつをされたのは、ロドス島だけの経験です。