イタリア・ローマのポルゲーゼ公園でひと休みしていたら、珍しいプーリーという種類の犬が現れました。2匹でじゃれあう様子は、ねずみ花火が弾けているようでした。頭の上までが60センチくらいの大きさです。
しばらく一緒に歩かせてもらうと、すれ違う犬がビックリして、目をパチクリさせていました。犬から見ても、不思議な外見なのでしょう。
ラオスの古都ルアンパバーンは、猫も犬も自由に暮らしていることが感じられて、とてもいいところだと思います。
ルアンパバーンの路上では犬にたくさん出会いました。洋品店には2匹の犬がいて、ベビーシッターと店の招き犬役を交代でこなしています。
同じルアンパバーンで、子犬が5匹、タライに入れられていました。子犬たちがまとわりつくと母犬が休まらないので、母犬の休息のためにこうしているのだそうです。母犬はしばらく子犬たちを見ていましたが、急に路地を駆けていきました。話を聞いてくれる友だちのところへ行ったのかもしれません。
「台湾のハワイ」ともいわれる澎湖島(ほうことう、ポンフダオ)で、かわいいビーグル犬と遊んでいると、飼い主さんが「ナイキ、遊んでもらってよかったな」と、話しかけてきました。
「ナイキっていう名前なのですか? どういう字を書くのでしょう?」
「ナイキを知らないの? お尻についているマークだよ」。
「なるほど〜」というと、飼い主のおじさんは目を細めて笑っていました。