日産が2019年10月に公開した軽EVのコンセプトモデル「ニッサン IMk」(出典:日産)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 2021年8月27日、日産自動車と三菱自動車工業は軽自動車サイズのEV(電気自動車)を2022年度初頭に国内で発売すると発表した。軽自動車関連事業を手掛ける2社による合弁企業「NMKV」が企画と開発を担当した。モデル名称は未発表だ。

 新型軽EVの車体寸法は全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mmで、ボディデザインは2019年の第46回東京モーターショーで日産が出展したコンセプトモデル「ニッサン IMx」がベースとなる。

「ニッサン IMk」のインテリア(出典:日産)

EV化のハードルが高かった軽自動車

 三菱は2009年に軽自動車「アイ(i)」をベースとしたEV「アイ・ミーブ(i-MiEV)」を発売している(2021年3月まで生産)。また三菱は軽商用車「ミニキャブ」にもアイ・ミーブの技術を応用し「ミニキャブ ミーブ」として販売している(やはり2021年3月に生産終了)。