飲んで選んだ厳選5銘柄
1.『伊勢の白酒(しろき)』(三重・タカハシ酒造)990円*標準価格(360ml)、アルコール度数12%
「ふき出し注意」とあるとおり、開けたときの発泡がとても強い! 代々伝わる古式製法で醸したという、うす濁り、やや甘口のやさしい味わいの酒だ。
2.『霧の華』(福島・有賀醸造)1200円(720ml)、アルコール度数9%
辛口のとてもスッキリとした味わい。濁りは濃く、低アルコールを感じさせない満足感がある。焼き肉店などに提供している同じ蔵元の「虎マッコリ」も、見つけたらぜひ。
3.『純米 六根 発泡生酒』(青森・松緑酒造)1430円(500ml)、アルコール度数12%
うす濁り、細かい泡がとても心地よい。同時に、しっかりとした米の風味を感じるのは酒米山田錦の力か。食中酒にぴったり。
4.『吃驚仰天』(京都・増田徳兵衛商店)550円(180ml)、アルコール度数8%
粗濾しのため、強く残る「もろみ」感がいい。しっかりとした酸味と甘みのバランスが絶妙。かわいらしいラベルデザイン、1合の飲みきりサイズもうれしい。
5.『雁木スパークリング 純米発泡生原酒』(山口・八百新酒造)770円(300ml)、アルコール度数14%
長く続く泡感、ごくうすい濁り、あとくちの爽やかさに驚かされる。和食に限らず、イタリアンやスペイン料理などにも合いそう。夏の夕暮れに飲みたい。720mlサイズもあり。
*「活性濁り酒」という名称ではないものもありますが、「火入れしておらず発泡が残っている」「濁りがある」「純米」という条件で選びました。
もちろんこれら以外にも、美味しい酒がたくさんあります。ぜひ試してみてください!
最後に初めて試される方へのご注意を。「活性」度合いは、同じ銘柄でも、その時の酵母の状態によって違うので、開けるときは少しずつ、ほんとうに少しずつそっと開けましょう。
夏場は特に発泡が強いので、「飲む30分~1時間くらい前に冷凍庫に入れておくとよい」という酒販店の方からのアドバイスもありました。キリッと冷えるし、一石二鳥です(ただし冷凍庫に入れっぱなしにして忘れてしまうと瓶が割れることがあるので、様子を見ながら一定時間で取り出しましょう)。
万が一噴き出してしまったら、大きなボールなどで受け止めて。そして、どうしてもこぼれてしまった濁り酒はぜひお肌に塗ってみてください。しっとりとした、天然の極上化粧水です!