こうして再生産される反日の歴史

 絵本の裏表紙に以下のような文章が書かれている(分かりやすくまとめている)。

 私たちの歴史 私たちが知るべきこと

 今回、「軍艦島」という絵本を出版しました。軍艦島は、日本の開国後、英国の産業革命の影響を受けて近代炭坑として開発された島です。日本の産業革命を支えた場所として、世界文化遺産に登録されました。しかし、ここには私たち民族の悲劇が込められています。

 これをユン・ムニョン先生が、とてもリアルな絵で多くの子供たちに知らせてくれました。 私たち民族は苦難の歴史を経験してきました。近代の日本の植民地支配を受けた時、日本は韓国からお金と資源を奪い、大人と青少年、女性までをも強制的に連行し、こき使いました。

 軍艦島に連れて来られた少年たちは地下の炭坑で過酷な労働をしながら、飢えに苦しみながら死んでいきました。その余波で、今も民族と国が南側と北側に分かれて争っています。

 私たちはこのような歴史を正しく知り、統一を成し遂げなければいけません。 この歴史を語るおじいさん (語り部)も、統一と平和のために、市民歴史博物館を建立し、このような事実を知らせています。
 
 みなさんがこの本を読んで、 新しい悟を決める機会になればと思います。

イ・イファ:歴史学者 民族問題研究所 市民歴史館 建設委員長

 歴史は真実を伝えてこそ史実になる。子供の教育に、政治的な意図を含ませてはならないし、間違った記憶を植え付けてはならない。政治的な意図で正しくない歴史を子供に植え付ける行為は、ファシズムの教育と変わらない。