王宮近くのシンゲル運河に架かる橋はとても広く、橋の上がビアガーデンのようになっていてにぎやかでした。週末にはジャズコンサートなどが開かれることもあります。
シンゲル運河の別の橋のたもとでは、メインクーンがたたずんでいました。メインクーンは、アメリカ原産の大型猫です。散歩の途中で出会った小型犬は、びっくり。どうしたらよいのかわからず、先へ進めませんでした。
そこへ通りかかった女性が、「この猫を知っているの? わたしは、毎日ここを通るけど、初めて見たわ。なにこの、大きくて立派な猫!」と、犬を連れた男性に、話しかけていました。「いや、わたしも犬たちも、初めて会ったから、びっくりしているんだ」。
わたしはどこの猫なのかを知っていたので、「2軒右隣の猫ですよ。少し暖かいので、外に出しているって、飼い主さんから聞きました。飼い主さんは、ポーチで本を読んでいますよ」と伝えました。
飼い主さんの足元で日向ぼっこする、こちらも大きなメインクーンです。先ほど路上にいた猫がお母さんで、この猫は息子。2匹で暮らしているそうです。