こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は、この連載で初めてのアフリカ大陸です。地中海に面した北アフリカの国、チュニジアの猫たちを紹介します。
前編
扉の奥で何かがキラリ、暗闇に浮かび上がる黒猫の姿
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63321
チュニジアの首都チュニスからバスで約2時間のハンマメットに来ました。
ホテルの部屋から外を見ていると、あれ? 猫がいる〜!! こちらへ近づいてきます。
いったん背を向け、関心のないそぶりを見せると、さらに近づいてきました。
翌朝、庭の手入れをしている人に聞くと、ホテルに住み着いている猫たちで、白黒4姉妹だということでした。
フロントの人に猫のことをくわしく聞こうとしたら、「当ホテルには、猫はいません」と冷たい返事。猫がいると、まずいことでもあるのでしょうか。
レストランの厨房の近くでも、寝ている猫を発見。
夜、食事のときに、ウエイターさんに「猫がいますね」と話しかけたら、「猫が好きなお客さんには、猫が見えるようですね」という返事。ホテルとしては猫がいないことになっている?
翌日昼に部屋に戻って休憩していたら、2匹の白黒猫が部屋に入ってきました。しばらく部屋の中を偵察したのち、テラスに置かれたクッションの上で休んでいました。
このホテルには3泊したのですが、朝起きて窓を開けたときに猫たちの姿があると、「今日もいいことありそうだ」と、幸せな気持ちになりました。