また、外観とインテリアの見た目の印象、そして走り全体が、先代ノートと比べて一段階というよりも数段階、上質感が増したと感じられた。

そのほか、日産独自の運転支援技術「プロパイロット」では、「NissanConnectナビゲーションシステム」と連動し、カーブにさしかかるとカーブのR(半径)を予見して自動的に減速する機能がオプションとして追加された。実際に使ってみると、減速が始まるポイントは問題ないが、カーブの中間からカーブの出口にかけて周囲のクルマの実勢速度との速度差が大きい場合があり、自らアクセルを踏んで加速しなければならないシーンが度々あった。あくまでも、カーブ進入時の保険のような感覚で運転するべきだと感じた。
なお、今回の試乗車は最上級のXグレードの2WDモデル(218万6800円、消費税込み)である。インテリジェントアラウンドビューモニターや、Nissan Connectナビゲーションシステムなどをパッケージした44万2200円のメーカーオプションが装備されていた。
日産によると、新型ノートの初期受注(2020年11月24日~2021年1月31日)は、月販販売目標台数8000台の約2.5倍のペースとなる2万0044台となった。内訳は、Xグレードが84.2%、中間のSグレードが15.6%だという。
