ロシア・アバンギャルドのデザインを彷彿とさせる、かっこいい三毛です。この三毛とは時間をかけてでも仲良くなって、全身を撮らせてもらえばよかったと、後悔しています。

 澎湖島へ行くことにしたのは、高雄で知り合った人から勧められたのがきっかけです。「どういうものが撮りたいの?」と聞かれたので、「台湾の古くて時代を感じる風景に出会いたい」と答えました。すると、「澎湖島がいいよ。ここからフェリーで行ける」と教えてくれました。そのときには行けなかったので、次の台湾旅行では、澎湖島をメインにしよう!と決めたのでした。

台湾本島の西にある澎湖島(Googleマップ)
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 澎湖諸島は、台湾本島の西約50kmに位置し、およそ90の島から構成されていますが、そのうち人が暮らしているのは10島ほどです。その中心、最も人口が多いのが澎湖島で、白沙島(はくさとう)、魚翁島(ぎょおうとう)とは橋で結ばれています。

「風の島」、「台湾のハワイ」との異名を持つ澎湖島には、二つの顔があります。夏期(4月から9月)は、マリンスポーツや海鮮料理を楽しむ人々で大変にぎわい、まさにハワイのようなリゾート地です。

 一方、冬期(10月から3月)は強風が吹く日が多く、観光客もごくわずか。閑散としていて、土産物店や飲食店、貸別荘や釣り船などは、営業をしてないところもあります。2月に行った澎湖島は確かに風が強かったです。

※澎湖島への行き方
 日本からの直行便はありません。台北松山空港から40分ほど。そのほか、嘉義、金門、高雄、台南とも空路で結ばれています。

 また、高雄港、布袋港(嘉義)からは、フェリーが就航しています。夏期と冬期は、交通機関のタイムテーブルが異なります。

 郊外の家は、防風のための石垣で囲まれています。石垣に風が遮られる場所で、まどろんでいる猫がいました。

 こちらの猫は、家の風下側で寝ている知恵ものです。