嵯峨天皇の退位と共に辞官

 弘仁十四年(八二三)に嵯峨天皇が退位し、大伴親王が即位すると(淳和)、三守は一院に閑居して、辞官を上表した。これを見た者は落涙し、識者は三守の態度に恥じ入った

残り2072文字