公園の木の葉が揺れたので、見上げれば猫。猫の実がなっている!? 二度見してしまいました。

「この猫は、あなたの友だちですか」と思わず話しかけていました。公園にいる猫が膝の上でおとなしくしているのはすごいと思ったからです。

 実は飼い猫でした。「友だちというか、家族だわね。週末の朝、いっしょにここで過ごすのが楽しみなの」。話をしているあいだに、膝の上の猫は飛び降りて、歩いていってしまいました。「つかまえなくてだいじょうぶですか?」。「いつものことなの。気分転換ももう十分だって思ったら、勝手に帰るのよ。そこに見える建物の2階がうちだから」と、少しも心配していない様子でした。

 夕暮れが近づいて、今日の散策もそろそろ終わりです。

 どこからともなくキューバ独特のパーカッションの音が聞こえてきて、夜は更けていきました。

 後編では、ハバナの東南東約300kmにある町トリニダーへ向かいます。
猫の気持ちは振り向き方でわかる
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63596

※ハバナへの行き方
 日本からキューバへの直行便はありません。東京からトロント(カナダ)かメキシコシティ(メキシコ)経由が一般的で、乗り継ぎ1回でハバナへ行けます。この2つのルートに比べると時間はかかりますが、モスクワ(ロシア)、パリ(フランス)、チューリッヒ(スイス)などヨーロッパ経由でも、乗り継ぎ1回で行けるフライトがあります。

■お知らせ■
 新美敬子さんの新刊『猫のハローワーク2』(講談社文庫)が2021年1月15日に発売されました。キューバの猫も「アンテナ調整係」と「おばあちゃんの店の見守り」として登場しますよ!

 既刊の『猫のハローワーク』とあわせてお楽しみください。

『猫のハローワーク2』
『猫のハローワーク』