上の世代は「若い人は新しい境界領域をどんどん作って・・・」とか、いろいろ甘言を弄したし、そういう言葉を真に受けて、30代の私はできる限りの努力を惜しまなかったばかりでなく、学術会議名義で莫大といってよい量の仕事も完全にタダ働きで貢献してきました。
しかし、何一つクレジットなんか残っていない。私の業績として知財を囲うこともできない。
いってみれば、官製の縦割りたこつぼ製造機であるうえに、学術会議という権威に、若い人のオリジナリティを吸い取る搾取機構にすらなっている。
しょせん私は呼ばれる気配もないので、また、はっきり長年貢献もしてきたので、言わせてもらいます。
業績横取り製造機「ガス抜き会議」は解組した方が生産性は上がる。
若い、未来のある研究者の皆さんには、くれぐれも学術会議などに近づくものではないと、経験者としてアドバイスしておきます。
黒川さんのような上長がトップであれば、例外的に面白い経験もできましたが、現在どういう状況であるか定かでないし、前期までの状態はお寒い限りでした。
学術会議の本当の使命は、「御用学者」たることにあります。
政府に役立つ科学技術提言を出すのが仕事なのだから、いっそ20代、30代の若い世代で、コロナ対策とか、本当に役立つ政策提言ができる人間が集まる組織に全面改組したらよろしい。
そうであれば、「政府がいいと思う人を採る」で構わないわけで、いまの官邸の方向性とも合致するでしょう。
お達者クラブ+業績横取り+縦割りタコツボ温床の「日本ガス抜き会議」なら、有名無実ですから、さっさとやめておしまいなさい、というのが、長年「介護」だけさせていただいた、無名の黒子に徹した一個人の、率直な感想です。