お達者クラブが国に政策答申できるか
でも、位置づけは「内閣に日本の科学技術政策を提言する」といった、ビビッドな仕事をしなくてはならない。新人の平均年齢が60歳超の集団がです。
今回、内閣に承認を拒まれた6人にしても
小沢隆一:東京慈恵会医科大学(憲法学)1959- 61歳
岡田正則:早稲田大学(行政法学)1957- 63歳
松宮孝明:立命館大学(刑事法学)1958- 62歳
加藤陽子:東京大学(歴史学)1960- 60歳
芦名定道:京都大学(キリスト教学)1956- 64歳
宇野重規:東京大学(政治学)1967- 53歳
平均60.3歳は私より若い宇野氏が一人で下げているもので、それ以外の5人だと61.8歳、やはり16年前と大差ありません。
そして、この人たちの一人として、政府に政策答申する、米国で考えるならランドコーポレーションのような仕事のプロはいない。
1度目の人生をゴールまで走った後、余生の名誉職でやってきた「学術会議」で、いったいどのような、生き馬の目を抜くようなシビアでシリアスな、また現実に使える、即効性のある政策マン、戦略マンとしての仕事ができるか・・・。
できるわけがない。
小宮山さんが私を黒川さんに預けたのは、30代で元気であり、新しい仕事を次々覚えていたからにほかなりません。