プロバイオティクスは有用か?
また、最近あちこちで目にする「プロバイオティクス」も有用なようです。
プロバイオティクスとは、腸内細菌のバランスを改善する効果を持つ微生物(乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸菌など)を含む薬や食品のことです。ヨーグルトやサプリメント色々な種類が気軽に手に入るし、薬に頼らず日常生活の中でマイルドにコントロールしたいという人は、トライする価値があります。
ストレスがIBSの原因になりますが、IBSであること自体が大きなストレスになり、悪循環に陥る可能性があります。気のせいだと軽視せず、日常生活の工夫や医療のサポートをうまく使って、快適な生活をできるだけ早く取り戻すようにしましょう。
【参考文献】
「機能性消化管疾患診療ガイドライン2020」
「日本医師会雑誌 第147巻・第10号」
厚生労働省「e-ヘルスネット」
※著者の近藤慎太郎氏が新刊『ほんとは怖い健康診断のC・D判定』を出版しました。「ちょっと忙しかったし」「まあ、まだ元気だし」──。こんな言い訳を自分にしつつ、健康診断のC判定やD判定をほったらかしていませんか。でも、ほんとに怖いんですよ、そのままにしていると。「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」「痛風」「尿路結石」……。さらに、こうした病気になった人が、「脳卒中」や「認知症」、「心筋梗塞」を起こし、“要介護状態"になることも少なくありません。本書はこうした病気が起こるメカニズムと症状、そして発症を予防する食生活や運動について、エビデンス(科学的な根拠)を用いながら、現代の医学で分かっていることをマンガも交えて丁寧に解説しています。